1966年はフランス・ボルドー地方は長期熟成に向くような素晴らしいワインができた質の高い年です。温暖な冬と早かった春のために開花は早め。夏は涼しく乾燥気味でしたが暑く日照りの続いた9月がその埋め合わせをしてくれました。収穫量も多く、健全な気候条件のもとで10月6日に収穫されました。その古典的でしっかりとした味わいは過大評価さえ招き、価格高騰気味な側面さえあります。格付け銘柄の上級シャトーは軒並み五つ★評価で安心です。

ブルゴーニュ地区も赤白共に質の高い年になっています。赤ワインはスタイリッシュ。
白ワインも傑出したビンテージ。すべての要素のバランスがとれています。ぜひお試し頂きたいのですがほとんど市場に残っていない状況です。

1966年はシャンパンも素晴らしい当たり年です。新年から霜害で枯れた木もあり、5月から8月にかけてヒョウの嵐。8月は雨が多く日照不足でウドン粉病の被害もありました。9月から10月上旬の晴天続きに救われました。ワインはコシが強く、エレガントです。

ヴィンテージポートも傑出した年です。20社がヴィンテージ宣言している素晴らしい当たり年。コシが強く重量感とバランスは完璧。長命スタイルでコストパフォーマンス高い年です。

スタッフより

1966年は長くとっておける素晴らしいワインの出来た年だけあって、質の良いワインがまだお求めいただけます。「ボルドー地方」の赤ワインはエレガントに、「ソーテルヌ地区」の甘口白ワインも香り高い出来になりました。

滅多に出てこなくなりましたがシャンパンも出物がありますので、いまだにお楽しみが続く恵まれたヴィンテージに間違いありません。

ヴィンテージワインの楽しみを満喫できる『良い年』です。

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