[1971年] [ベストワイン]

ベストワインとはアペラシオン(地区)ごとに選出され「その年のお奨め」とされた優れたワインの証しです。

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1971年のワインの出来

1971年 ボルドー地方の天候

  • 降水量

    496mm
    (平年の129%)

  • 積算温度

    3269
    (平年の103%)

  • 30度以上の
    日数

    17日

  • 収穫日

    9月28日頃~
    10月13日頃

1971年のワイン分類別評価

  • ・ボルドー赤:★★★★
  • ・ボルドー白:★★★★★
  • ・甘口ソーテルヌ:★★★★★
  • ・ブルゴーニュ赤:★★★★★
  • ・ブルゴーニュ白:★★★★★
  • ・ローヌ赤:★★★★-★★★★★
  • ・ロワール:★★★
  • ・アルザス:★★★★★
  • ・ドイツ:★★★★★
  • ・イタリア:★★★★★
  • ・シャンパン:★★★★★

1971年は各国素晴らしい出来のビンテージです。フランス・ボルドー地方は少量ですが高品質かつ非常に高価なヴィンテージです。当初、ボルドー人には過大評価され、イギリス人にはひどく過小評価された1971年。全体的には1970年モノと比べても良質です。初夏から続く理想的なコンディションで、右岸の特にポムロル地区とグラーヴ地区で傑出したワインを、メドック地区でも秀逸なワインをもたらしました。

フランス・ブルゴーニュ地方も傑出した作柄です。活力がみなぎり構成がしっかりしたワインが造られました。1969年、1970年、そしてこの1971年産の良作トリオの中でも取りわけ信頼できるビンテージです。いくぶん固く、柔軟性がなく、典型的ではないとの評判もありましたが、これこそが半世紀にわたり非常に効果的にワインを熟成させ、最上のモノとなる要素なのです。8月にひどいひょう嵐に見舞われましたがそれ以外は満足のいく生育期でした。9月前半は素晴らしい天候に恵まれ、16日から収穫がスタート。

甘口のソーテルヌも成功した1971年です。晴天の多い夏で、完熟条件と貴腐菌の生成にとって理想的な年でした。

シャンパーニュも「良い」という簡単な言葉では足りないほどのビッグヴィンテージです。キリッとした骨格を持つスタイリッシュな味わいでヴィンテージ向きの超熟タイプです。

イタリアも五つ★の最高に良いヴィンテージ1971年です。

あの地区この地区と紹介しきれないほどの当たり年!

スタッフより

スタッフより

1971年はどの産地もとても良い出来で、悩ましいほど魅力的なヴィンテージとなっています。シャンパーニュ、イタリアやドイツなどもかなり期待できますので記念日ごとに楽しめます。

しかしながら、いずれも希少品となってきていますので、気になるワインと出会えたときはチャンスです。機会を逃さず購入すると良いでしょう。

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