1945年は20世紀の100年間で非常に質の良かった『フランス・ボルドー地方の極上ビンテージ』のひとつです。【偉大なビンテージ】。
華麗で長命な高品質のワインが造られました。5月の深刻な霜のせいで収穫量は少なめ。まれに見る熟成度、濃縮度、力強さは、日照り続きで炎暑だった夏によるものです。最適に保存された極上品は素晴らしい。

とりわけ第1級シャトーやポムロル地区のワインは、例外的な素晴らしい出来とされています。1級のシャトー・ムートン・ロートシルトは五つ星の内、ナント六つ★！
また第二次世界大戦が終戦の年でもあり、収穫量も少なかったので価格も高騰しました。

ブルゴーニュ地方も1945年は良質で、同じように「偉大な年」と評されています。ロマネ・コンティも五つ星の内、ナント六つ★
ヨーロッパでの戦争は5月に終息しましたが、労働力の問題と物資の欠乏が続きました。3月と4月にはひどい霜が降り、ブドウの収穫を減らしましたが、霜の被害を免れた木は素晴らしい春の恩恵を受けることができました。夏は暑く乾燥。自然による剪定と少ない降雨によって高品質の濃密なブドウが少量収穫されました。

シャンパーニュ地方は収量は少量。コシの強さと酸が1945年物に活力を与え長命なシャンパンとなりました。古いブルゴーニュのような愛すべきシャンパンがお好みなら最適環境で保管された最良品は素晴らしい味わいです。極上の品質でしたが、当時は戦前のワイン在庫がたまり気味でした。

スタッフより

1945年は高額で歳月もかなり経過していますので、なかなか手の届かないヴィンテージですが、ワイン好きにはたまらない年となっています。どの地区も★の数が多いので色々ご案内したいのですが、さすがに品数はごく僅かです。

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