ソーテルヌでは唯一の特別第1級、世界の貴腐ワインの最高峰です。1855年の格付け以来、別格扱いされています。長熟とされる貴腐ワインの中でも100年を超えて飴色になっても風味を持ち続けるといわれています。
中世にはイギリスとフランスで所有を巡って紛争が起きるほど魅力的な立地と歴史も持つ王侯貴族とのつながりの多い名門シャトーです。ラベルには1711年からのオーナー名「Lur Salucesリュール・サリュース(伯爵)」と表記されていましたが、1999年にLVMH(ルイヴィトンモエヘネシー)グループの傘下に入り、地区名の「Sauternesソーテルヌ」へと記載が変更されています。

｢樹1本からグラス1杯｣のワインしか造られないほどの低収穫量へのこだわり。不作の年にはワインを生産しないこともあります。濃密できめ細かく甘露といえるほどの豊かな甘み、果実味芳醇で豪華な味わいは称賛に値します。