ソムリエより

甘口で濃厚そしてスパイシーです。プルーンやレーズンなどのフルーティさにバニラやカラメル、チョコレートのようなほろ苦く豊かな風味が溢れます。

生産者のシャプティエは1808年設立。優秀なブドウ栽培農家からブドウを安定して購入しています。また、各地に自社畑を所有し有機農法を取り入れ、それぞれの畑の個性を尊重した造りを行っています。

ラベルには点字も付けられています。ローヌ地区出身の点字開発者に敬意を表するのと同時に、視覚障害者にも健常者と平等にワインの味わいを届けたい、という思いからラベルに点字を採用しています。

ソムリエより

飲み頃は2030年を超えても続くと言われる長期熟成タイプの1995年産です。果実香はドライフルーツの様に、そして、凝縮感は腐葉土や樹の様な大自然をイメージさせられる深い味わいへと変化しています。エレガントな印象から甘美を感じます。評価ポイントは95点を獲得し、格付け1級シャトーにも 勝るとも劣らない最高品質です。

シャトー　レオヴィル　ラス　カーズは｢6番目の1級ワイン｣とも｢2級の花形｣とも称賛される実力を誇ります。メドック地区最古のワイナリーの一つでその歴史は1638年まで遡ります。フランス革命の影響から1826年から40年の間に三分割されたレオヴィル3兄弟の長男的存在です。このラスカーズが以前の敷地の5分の3を所有。ワインは強固でパワフルなタイプ。

そんな気迫有るスタイルを示すかのようにシャトーの門の上にはライオンが勇ましく座っています。2000年からオーナーが息子へ移りバランスを重視したしなやかスタイルへ移行されています。セカンドワインのクロデュマルキをリリースし、セカンドワインという概念の生みの親でもあります。

《特別な情報》この年のサンジュリアン地区を代表するベストワインに選出されてきました。

ソムリエより

30周年の2025年でも飲み頃のピークにあるだろうと予想されている1995年産です。真珠婚式のお祝いにもお薦めです。

メルロー種の比率を高めで豊潤で、バニラやベリー系の香りを持った柔らかなスタイルです。

ワインはメルロー種の比率が高めで豊潤です。バニラやベリー系の香りが豊かで、燻製や動物、血のような深いニュアンスも合わせ持ったスタイルです。

シャトーの歴史は17世紀に遡ります。困難を迎え荒れ果てていた畑とシャトーをコニャックの商人だったギー・テストロン氏が1959年に買い取り再建計画に乗り出しました。畑や醸造設備、セラー、シャトー建物の作り直しを実行。1966年からは格付けにふさわしい上質ワインを造れるまでに立て直されました。現在は10銘柄有る4級シャトーの中では上位に挙げられます。世代交代されましたが、引き続き同一族で変革を恐れない経営を行っています。

《特別な情報》この年のサンテステフ地区を代表するベストワインに選出されています。

ソムリエより

多くの古酒を貯蔵しシャトー蔵出しの整ったコンディションでリリースしてくるロベール・アンポーで安心です。

ヴォルネイはコートドール地区では栽培面積は最も小さな部類に入ります。白ワインの生産はしていません。

実はサントノー畑全域が隣のムルソー村に属しています。甘草や燻製の香りが広がり、ヴォルネイではもっとも野性的な奥行きのあるタイプです。

こちらのワインの色は落ち着きを感じる褐色がかったルビー色。淡く輝きがあります。赤や黒の果実香に加え、熟成を表現するスパイス、キノコ、腐葉土などのニュアンスもあります。口に含むと繊細な酸味が広がりたいへん穏やかな口当たりです。飲み進んでも続く優雅さが素晴らしく印象に残ります。

《特別な情報》こちらは近年生産者から出荷された蔵出し品です。コンディションは整っています。