ソムリエより

カシスやブラックベリーなど黒色果実の香りが豊かで口当たりはやや強く感じます。よく熟した果実の甘味や緻密なタンニン、やさしい酸味、さらには腐葉土、青野菜、キノコなど奥深い印象が絶妙に溶けこんでいます。熟成感を漂わせつつも、ブレンドされたブドウ品種や、ステンレスタンクとフレンチオーク樽を併用した熟成などにより重たい印象はありません。右岸スタイルをリーズナブルに楽しめます。

ソムリエより

1999年にデビューした新しい生産者ですが、ファーストヴィンテージから高品質で早くも二級の実力に相当すると評判のワインです。

非常にリッチでフルーティー。色濃いルビー色で、ブルーベリーやカシス、甘草の香り、バニラ、バラの花の甘美な華やかさ、獣や生肉、はたまた森林のような香りもありイメージが広がるワインです。口当たりは丸みが有り、長い余韻に幸せを感じます。

2021年現在、飲み頃に入っていますが、少し早めの抜栓かデカンタージュをお薦めします。

ソムリエより

ソーテルヌ特別第1級のシャトー・ディケムに追いつけ追い越せ、と言わんばかりに実力を上げているシャトー　ギローです。

この2015年は各地共によくできた嬉しいヴィンテージです。ソーテルヌ地区も類にもれず95点の評価ポイントを得ています。ワインの色は輝いたゴールド。濃密でリッチな甘味、優雅な余韻、飲み応えをご堪能頂けます。

ラベルは、海好きのオーナーが付けたという「イルカ」の紋章が可愛らしいく、またワインエチケットに海の生き物とのコラボレーションが意外性もあって楽しいです。

ソムリエより

メドック格付けシャトーでは最北に位置し、粘土の多い土壌は日照りの夏にも強く乾燥する年でも長期熟成向きのワインを造り上げます。古典的でしっかりとしたボディ、乾いた余韻が長く優雅な味わいにも定評があります。

シャトー・カロン・セギュールは18世紀当時の侯爵の「我ラフィット、ラトゥールを造りしが、我が心はカロンにあり。」という言葉からハートマークの意匠になったというロマンティックなエピソードが有名です。

2040年を過ぎても飲み頃ピークにあります。10年後も20年後もあせないハートと風味の銘品はプレゼントでも喜ばれます。