ソムリエより

イチゴやラズベリーの雰囲気の例年より、骨格のしっかりした熟成タイプとなっている95年ヴィンテージです。果実の凝縮感があり、後半には引き締まるタンニンがあり全体をまとめ上げています。

メドック地区で最も古いシャトーの一つで15世紀には「テオボン」と呼ばれていました。現在の邸館は18世紀、ボルドー議会所の議員であり騎士の躯体をもつエスノーが建設。シャトーの名前も彼の名の省略形イッサンに由来しています。

貫禄のある金色ラベルが、同い年ワインとしてさらに趣深いです。

ソムリエより

1996年産は良く熟しており、マッシュルーム、革、腐葉土などの複雑な香り。味わいはミディアムボディで繊細な酸味も魅力的です。

シャトー　ベイシュベルは格付4級ですが、3級以上の実力とする評論家が多いシャトーです。フランス式庭園を持つクラシカルで美しいシャトーで「メドックの小さなヴェルサイユ」とも言われています。元はフランス海軍提督として活躍したエペルノン公爵の城であったといわれます。ジロンド河の航路から見える城へ敬意を表し船の帆を下げて通過したことに由来し、ボトルラベルは帆船をモチーフとした図柄で人気があります。

ソムリエより

実力の有る第2級シャトー。真面目で堅実、長命タイプでたくましくしっかりした味わいのワインを造ります。真面目で堅実、たくましくしっかりした味わいです。飲み慣れている方には嬉しいパンチのある辛口です。

ジロンド河に向いた畑ではカベルネ・ソービニオン種の成熟度が高く、安定した品質を保っています。

名前の由来は、畑近くの山を覆っていた植物のヒースがピンク色の花を咲かせたことから、バラに見立てて「Mount＝山」「Rose＝バラ」という愛らしい名が付けられました。建物はシンプルですが、中の醸造所や試飲室などはとても充実しています。