ソムリエより

15世紀にメドックのヴェーチテュイ大修道院のベネディクト派の修道士によって創立されたシャトーです。1952年にワイン評論家のアレクシス・リシーヌが購入。翌年1953年に現在のシャトー名に改称。マルゴー地区の小修道院跡の趣ある建物です。

よく熟したプルーンやレーズンなどの甘い果実や葉巻に似た甘い香り、清涼感のあるグリーンの葉のイメージが浮かびます。質感は粘土質らしくとても滑らかな。現代的なしなやかなスタイルのワインです。

ソムリエより

パヴィマカンの名前は１９世紀後半にヨーロッパのブドウの木をアメリカの台木に接ぎ木した技術者アルベール・マカンに由来しています。そんなエピソードが伺えるラベルの紋章が可愛らしいです。

品質はとても高く好評です。古木からの強烈な凝縮感とエキス分が一番の特徴です。

ワイン評論家が｢閉じている｣とコメントしたのは2003年のことです。さらに熟成を重ねて黒系果実、チョコレート、ローストコーヒーなどのシャトーの特徴的な香りや味わいがご堪能頂けます。

ソムリエより

土壌は砂利と粘土からなり、しっかりとした骨格、豊かなコクが特徴です。タンニンは濃厚でスパイシー、豊かな香りを持った深みのある仕上がりです。新樽風味もあって満足度が高い銘柄です。その割にリーズナブルな商品です。

「純粋なメドックスタイル」を代表するものである」と生産者が唱えています。また、2003年はとても出来の良いヴィンテージで、生産者は早めの抜栓を薦めています。オーナーは1997年にはシャトー　ネナンも購入し、合計4ブランドを運営し信頼できます。

《特別な情報》この年からブルジョワ・エクセプショネル級に昇格している記念すべき出来のものです。

ソムリエより

ワインの色は輝きのあるイエローからゴールド。キンモクセイ、アプリコット、カリン、石灰、ハーブの香りなど幅が広く嬉しくなります。酸味は柔らかくも豊富。そして、長い熟成にも堪えられる強いボディーと落ち着きのハーモニーを堪能できます。

1787年に創業された名門ワイナリーのムーラン・トゥーシェが造る、芳潤甘口のコトー・デュ・レイヨンです。ブドウ品種はシュナン・ブラン種100％ですが、収穫時期を4～5回に分け、爽やかさを表現するために2割程度を早摘みし、残りを完熟させ厚みを出します。

ワイナリーにある広大なカーブには約70万本のストックがあり「最低でも10年の熟成を経てからでないと出荷しない」ルールを守り続けられています。

｢フランスの庭｣と呼ばれる風光明媚なロワール河渓谷地方産です。多くの古城が現存し観光スポットにもなっています。