ソムリエより

マルヌ川に面した南向きの急斜面にあり、理想的な日照条件に恵まれるクロ・デ・ゴワセ畑はフィリポナ社が単独で所有する最上級クラスのブドウ畑です。希少性が高い割にはリーズナブルな嬉しくなる銘柄です。

「ゴワセ」とは重労働の意味で、45度の急斜面の為、作業は全て手作業にて行われています。

消費者に飲み頃を知らせるためにデゴルジュマン(オリ引き)の日付を記載しています。こちらは、バックラベルに｢2013年2月｣の表記があります。

きめ細かな泡立ちとともに、透明感と光沢感に富んでいます。気品に溢れたふくらみのあるやさしい雰囲気です。

ソムリエより

ジャン・ピエール・ムエックス社が1998年に買収し劇的に品質が改良され、今やスターワインの一つとしてあげられ程にレベルをあげたャトーです。立地はサンテミリオン地区に隣接し、サンテミリオン第一特別級Aクラスのシャトー　シュヴァル　ブランにも似た味わい、そして、同じポムロール地区のシャトー　レヴァンジルに似たシルクのような舌触りと言われます。年々品質と評判を上げ、改名前のシャトー　セルタン　ジロー時代にはなかった高評価を得てきています。

エレガントで華やかで豊満でやわらかくフレンドリーな味わいです。
2004年産は特に深いルビー色と甘いメントールの香りが印象的です。熟成感も現れドライフルーツのような甘美なニュアンスもご堪能頂けます。

ソムリエより

ブルゴーニュワインのように繊細な伊・サルディーニャ島のワイン。2024年現在飲み頃にあります。

ワインの色は澄んだルビー色。甘い果実味にあふれています。カシスやプルーンなど黒い果実が良く熟した印象で、スパイス、木樽、ハーブなどもイメージできます。酸味や苦味は控えめで味わいはワインにきれいに溶け込んでいます。口当たりはとてもなめらかです。

アグリコーラ・プニカが所有する畑は石灰質、粘土質、砂質土壌が混ざり合う水はけの良い土壌で、ブドウ栽培には最適とされています。サルディーニャ島の乾燥した気候からは凝縮された果実味ときれいな酸味、そして、なめらかなタンニン分を備えたワインが生まれます。

ソムリエより

柑橘系の酸味に厚みがプラスされた飲み応えのある優美な白ワインです。
ワインの色はゴールドイエロー。レモンやオレンジ、グレープフルーツ、パッションフルーツなどの果実のニュアンスが豊富。ナッツ類やバターをイメージするふくよかさも充分です。旨味も感じる味わいは和食はもちろん、前菜から肉料理のメイン料理にも良く合います。

「オスピス　ド　ボーヌ」とは15世紀にブルゴーニュ公国の宰相ニコラ・ロランが建てた施療院です。多くの王侯貴族から寄進されたブドウ畑からワインを造り、その売り上げを施療院の運営に当てていました。色瓦をモザイク状に配した屋根が美しい建物です。今では、ワインのオークションの他にもパレードやコンサートなども開かれる一大イベントです。

生産者のルイ・ラトゥールはアロース・コルトン村に本拠を置く家族経営の名門ネゴシアン(卸売業)です。特に白ワインでは地方屈指と高く評価されています。特級畑のコルトン・シャルルマーニュの最大所有者でもあるため｢コルトンの帝王｣と呼ばれています。1731年にはブドウ栽培を始め、1979年にネゴシアンに展開。徐々に自社畑を拡大し計60haを所有しています。旧家でありながらも先進的。1980年代にはいち早く南フランスに進出し新たにリリースした｢グランアルディッシュ｣は話題となりました。