ソムリエより

シャトー名は｢クレマン教皇のお城｣という意味です。14世紀初頭、ボルドー大司教のベルトラン・ド・ゴトが熱心に畑の世話をしていました。この方が後の捕囚時代に教皇庁をアヴィニョンに移したクレメンス(クレマン)5世です。代々の大司教がブドウ畑の運営や整備を受け継ぎ、畑にも名を残しました。

砂礫（されき）土壌からスモーキーで芳潤、そして、マイルドな味わいのワインが造られます。芳潤でよくまとまった雰囲気です。

ソムリエより

この1984年のボルドー地方は難しい年と言われますが、賞賛すべき品質を維持できるのは、さすが5大シャトーです。

味わいは、厚みと渋みときめ細かさを持ち、香りはコーヒー、バニラ、ミント、皮…　味わいも香りも簡単には言い尽くせないほど複雑です。

この年のラベルは、豊かな色彩と規則的な重なりを表現し、そして、欠けた箇所ではワインの無限な味わいを想像する力を私たちに試しているようです。

《特別な情報》この年のポイヤック地区を代表するベストワインに選出されています。

ソムリエより

1787年に創業された名門ワイナリーのムーラン・トゥーシェが造る、芳潤甘口のコトー・デュ・レイヨンです。ブドウ品種はシュナン・ブラン種100％ですが、収穫時期を4～5回に分け、爽やかさを表現するために2割程度を早摘みし、残りを完熟させ厚みを出します。

ワイナリーにある広大なカーブには約70万本のストックがあり「最低でも10年の熟成を経てからでないと出荷しない」ルールを守り続けられています。

1984年産のフランスは全体的に難しいヴィンテージですが、こちらのコトーデュレイヨンはお手頃価格で長期熟成による膨らみと落ち着いたニュアンスをご堪能頂けます。古いヴィンテージが大得意のムーラン・トゥーシェで安心です。

カリンやキンモクセイに似た甘く華やかな風味が溢れます。繊細でエレガント、そして、長い熟成にも堪えられる強いボディーのハーモニーを堪能できます。

｢フランスの庭｣と呼ばれる風光明媚なロワール河渓谷地方です。現存する多くの古城を思い浮かべながら優雅なひとときをお楽しみください♪

ソムリエより

「ブドウ園のナポレオン」と言われたブラーヌ男爵が1833年にこの畑を購入したことに始まります。現在は経営主は変わりましたが、畑は非凡な素質を持っています。

しっとりとした静かで優美な果実味からは生まれ育ちの良さを感じます。タンニンはなめらかで、まろやかな口当たりが特徴です。

まばゆいばかりのゴールドラベルがお祝いムード満点で、どのビンテージでも人気があります。