ソムリエより

清らかで活き活きとしています。チョークや鉄、ミネラルかと思えばパイナップルや小花、リンゴ、ミントのイメージが飛び出たり、風味がとても豊かなシャブリです。

1850年以来、シャブリのもっとも名高いテロワールでブドウ栽培を続けているミッシェル家。ステンレスタンクのみを使用した醸造で、幅広いラインナップのワインを造っています。品質が安定していてピュアでフレッシュ、そして繊細です。正真正銘のシャブリを求める世界のトップソムリエや愛好家から支持を得ています。

ソムリエより

当主アンドレア・フランケティが1991年から独学でワイン造りをスタートさせたのが1991年。初めてのリリースが1995年。1999年産が高評価を得て一躍有名になりました。コンサルタントのジャン・リュック・テュヌヴァンから助言を受け低収量で凝縮感のあるワインを生み出しています。トスカーナのシンデレラワインです。

味わいはとにかくエレガント。熟したチェリーやプラム、バラの花、スパイス、ミント、木樽、バニラなどのイメージが広がります。フランス・ボルドーワインとも異なるチャーミングさに魅了され美味しく飲み進みます。

版画調で赤いラベルが印象に強く残ります。

ソムリエより

エレスティン・マッツィニが造る6ヘクタール、14銘柄の中で最もエレガントな香りを放つとも言われる区画です。

畑には空豆、エンドウ豆、ライ麦、オーツ麦なども植え微生物の育つ環境造りが成されています。低温発酵、土着酵母、1日3～4回のパンチダウンで抽出を促し、清澄も濾過もせず瓶詰めされます。

ワインは濃密で深い味わい。男性的な力強さとピュアな美しさを合わせ持っています。

ソムリエより

ドメーヌ・アルローはモレ・サン・ドニ村を代表する生産者の一人です。ローヌ地方アルデシュ出身の男性ジョゼフ・アルローと、ブルゴーニュ出身の女性ルネ・アミオの結婚により1942年に創設されました。花嫁ルネの持参金としてのブドウ畑を拡大し、1966年には醸造施設を改築。セラーの様子はラベルデザインに表されています。2013年からは4代目のシプリアン・アルロー氏が引き継いでいます。

当初はワインが持つ強い樽香や濃縮された濃い味わいがアメリカウケされました。現在は減農薬栽培や馬を使った耕作、徹底した選果、醸造所も新設され、新旧の技術をうまく取り入れた造りが成されています。

ブラックチェリー、ブルーベリー、ジャムなどの豊かな果実香をメインにスパイスや花の香りなど複雑です。口当たりは柔らかですが味わいにはボリュームがあり、後味にミネラルを感じられます。