ソムリエより

ワインの色は綺麗なガーネット。アロマはバラやスミレ、牡丹の花、イチゴ、チェリーがイメージでき、タバコやスパイスの印象も上品に広がります。口当たりはなめらかで芯のあるタンニンと骨格を備えています。力強さとエレガンスを余せ持つ優雅なスタイルの割にリーズナブルなコストパフォーマンスの高いブルゴーニュワインです。

サントネイの町としての歴史は非常に古く、旧石器時代の遺跡が発掘されています。ローヌ地方とロワール地方をつなぐオートルートA6に面し、温泉が出ることからも長らく重要な町でした。1829年には現在の3倍近い500ヘクタール近い畑が広がっていたことが記録に残っています。

ソムリエより

1850年に創設されたシャトーで、わずか5年後に行われたボルドーの格付には対象になりませんでした。20世紀初めから転売が続き、1972年にオーナーとなったピエール・メリエ氏の熱心で丁寧な造りによって評判を取り戻しました。

高品質で少量生産なため、信者のようなファンを持つシャトーです。ボトルの多くがヨーロッパの個人客に売られてしまうため貴重です。

また、著名ワイン誌で絶賛されたほか、2000年、2004年、2010年のノーベル賞受賞晩餐会においてシャトー・レイモン・ラフォンがデザートワインとして選ばれるという輝かしい実績も、高い品質の証といえるでしょう。

豊富な糖分とスパイシーさが魅力です。オレンジ、ネクター、干しアンズ、ハチミツ、クリーム、バニラなど果実の甘味に凝縮感、長い余韻までトータルバランスが優れた美味しい貴腐ワインです。

《特別な情報》こちらは生産者出荷時の箱ごと入荷しました。バラバラと管理されておらず、素性がしっかりしております。

ソムリエより

サンジュリアン地区で最も大きい100ヘクタールのぶどう園を所有しています。たくましいさからエレガントへスタイルを移行したシャトーです。より繊細で複雑・優雅な味わいになりました。強すぎないパンチがちょうど良いです。高品質で安定した酒質の為「昇格すべき」との評価もある実力派生産者のワインです。

｢タルボ｣はイギリスの暴れん坊将軍。15世紀にはボルドー地方はイギリス領だったため、今でも彼の名がシャトー名として残っています。人気者の男性へのプレゼントにはピッタリです。

ソムリエより

瓶内熟成期間が長く、クリーミーなのにフレッシュです。レモン、グレープフルーツ、リンゴなどの果実味が豊かで、トーストやハチミツなどの厚みもあります。しっかりとしたボディーを持ちながらも清々しく飲み進みます。

年間生産量は20万本程の小規模ですが、丁寧な造りと革新的な運営方法で注目の生産者です。また、苗木屋を営んでおり、土地の力を活かせる栽培に注力してきました。