ソムリエより

ワインは濃いルビー色。熟したブラックチェリーやカシスなどの黒色果実の香味が豊かです。腐葉土、革、コショウなどの印象からは熟成を感じられます。はっきりと感じるタンニン分も、豊満なワインによく溶けこんでいます。滑らかでしなやかな口当たりが魅力です。

地区名にコート(丘)とあるように丘陵地の斜面にブドウ畑があることを意味します。このヴィンテージの翌年の2007年には名称が変更されました。

ソムリエより

古典的リオハの最高峰と讃えられています。1877年にチリ出身のラファエル・ロペス・デ・エレディアにより設立。家族経営を堅持する生産者の中では現存する最古のワイナリーです。

ボルドータイプでクラシカルなリオハワインの素晴らしさを実感できるワインです。香りはプルーンなど黒色果実のイメージにレーズン、革、キノコ、土などをイメージできる深い香りが広がります。落ち着きの中にも力強さがありとても優雅な雰囲気です。

ボトルの網掛けは、かつてのボトル破損防止とワイン偽造防止の名残で、今では装飾となっていて趣があります。

ソムリエより

グラン・エシェゾーはヴォーヌ・ロマネ村にある9.1haの特級畑。ブルゴーニュ地方で最も高額なワインを産み出すドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティも畑を所有している造り手の一つです。シトー修道院が単独所有していた区画が、そのままグラン・クリュに格付けされた畑です。

味わいは濃密で深く広がりがあります。幾層にも重なってとけあったニュアンスは、果実や香辛料の香りを一つ一つ例えるのがおこがましいような複雑味を持っています。全体的には緻密・豊か・エレガント。2022年現在飲み頃です。

ソムリエより

1851年にシャルル・カミーユ・エドシックが創業。モンターニュ・ド・ランス地区のランスReims駅から約5kmの場所に本拠を構えます。彼は類いまれなカリスマ性を持ち、多才で当時の著名人。彼が造るシャンパーニュは当初から上質で贅沢。1859年のボルドー万国博覧会で金賞を受賞しイギリス王室御用達となり、1981年のチャールズ皇太子とダイアナ妃の結婚の際には「ロイヤル・ウエディング・キュヴェ」をリリースしました。また、名高い政治家やアーティストなどにも信頼されファンが多く、安定した品質の高さを物語っています。

桃、ゆずのような甘い果実の香り、シトラス、ナッツ、トーストなど油分の厚みも感じます。泡は極めて繊細でリッチな熟成タイプです。パイパー=エドシックと同門ですが味わいは複雑で奥深さがあります。

前菜や魚料理はもちろん、鶏・鴨・牛肉の煮込みなどの温かく調理したメイン料理にも負けません。グラスは高級スティルワインのような膨らみの中型を用いても良いでしょう。複雑な味わいを楽しむために冷やしすぎない10℃程度が適しています。贅沢な夜をゆっくりとお過ごしください。